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シンガポーリアンの結婚式事情


結婚式の日は日本と同様に、祝い事が向いている月を選びます。旧正月(チャイニーズニューイヤー)がある2月が好まれることが多く、逆に、ゴーストマンスである8月は避けられることが多い。

結婚式当日は、朝4時ぐらいからメイクや髪の毛のセット、その後ブライズメイド達との写真や新郎の出迎えに向けての準備から始まります。両親への挨拶に用いられる食器や飾りは、旧正月同様、お金と富を表す金色と、縁起がいいとされている赤をメインで使われます。


急なお呼ばれでも大丈夫。 中華系ならではの日本との違いとは?


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自宅まで新婦を迎えに行く?!

結婚式当日、新郎が新婦を自宅まで迎えに行って新婦側の親とご先祖様に挨拶が習わし。 挨拶する順番も決まっているそう!

新郎新婦、一緒の車で結婚式会場に向かうのが、一般的。


ブライズメイドが新郎に、挑戦状をたたきつける?!「Gate Crash」

 迎えに行ったのも束の間、玄関で待ち構えるのはブライズメイド達。彼女たちから渡される数々の試練をこなして、たくましさを新婦にアピール。

特に有名な試練は、5大味覚(甘い、辛い、苦い、酸っぱい、しょっぱい)食べ物を完食するや、中には肉体的に過酷な腕立て100回というものも!

新郎の痛みはグルームズメンも負う・・・ と言うのも、グルームズメンが新郎をバックアップし、チームワークで試練をこなしていく。

無事、試練を突破すると、ようやく玄関のドアが開かれます。

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甘いお茶を両親に献上?!

今まで育ててくれた新郎と新婦側の両親に、尊敬、感謝、誠意を表す甘いお茶を献上します。

2つの幸せを意味する「囍」と書かれた食器を使い、ロンガンやハスの実、デイツを入れて甘くしたお茶を注ぎ、「どうぞお茶を飲んでください」と一言添えて、カップを渡す。


ご祝儀は偶数?!

シンガポールでも日本と同様、披露宴が開催されるホテルの夕食や朝食の相場に合わせるのが、基本。 

しかし!割り切れない数字、奇数を包むのが日本でのルールですが、シンガポールでは逆にご法度! こちらの考えでは、結婚は2人で行うものであるため、ペアーの数字である偶数が望ましいと考えられています。

さらに数字の「8」は、中国語の「繁栄」と似たような発音であるため、縁起が良いとされている「8」を含んだ数字を用意すると完璧。

披露宴で大声で叫ぶ?!

披露宴の最後の方で、新郎新婦の幸せを願い、参列者全員行われるイベント「Yum Seng(ヤム・セン)」は、できるだけ大声で、さらに長く叫ぶことで「永久の愛」や「結婚の祝福」、「2人の健康」、「子宝」などを願う。

もともとは乾杯の音頭なので、参列者全員手に飲み物を持ち、司会の合図とともに「Yuuuuuuuuuuum Seng」と、「Yum」の部分を長く大声で叫ぶ。

終わった後は自然と笑いが生まれ、周りの人とも打ち解けられる。