旧暦に従い毎年多少のずれがありますが、2月あたりにあるチャイニーズニューイヤー(CNY)が近づくと、みんな忙しそうにスーパーに行ったりショッピングに出かけたり、一体何をしているのか気になりませんか?
そんなあれこれを徹底解剖!
赤い封筒のアンパオ(Ang Pao)は、日本と同じお年玉を入れる袋。そのお金を下ろすために並んでいるだけと思っていませんか?もちろん下ろすためもそうですが、他にも理由があるの知っていますか?
立春の一番初めの日(Li Chun)は、その年のペースを決める大事な日と言われています。その日にお金を振り込むことで、次の年にもっと豊かな財産が得られるように、次の月にもっと多くの預金ができるようにと願いを込めていると言われています。
アンパオも日本と違い、子供のみならず独身が対象でピン札が習わし。今は色々な袋がありスーパーや銀行でも配られています。
下着から靴まで、服を新調するのはチャイニーズニューイヤーの伝統のひとつ。
昔は今よりファッションの流行もなかったため、服を頻繁に買うことありませんでした。さらにほとんどの服はオーダーメイドで、デザインも少なかったこともあり、新年に合わせ新調していたと言われています。現在では重要なことというよりは、習慣となっているそうです。
また白や黒色の服、リネン素材 の服はお葬式に着る服装とされているため、新年に着るのはタブーなので、注意が必要です。
日本と同じ大掃除は古いものを捨てたりと、新しい年を迎える準備をするために欠かせないひとつ。
普段はスキップするコーナーの掃除、古い服や本は捨てたり、寄付をします。さらに、お仏壇や玄関の飾りも新調して、新しい生活を始める準備をします。
また借りていたお金や物などは、新年を迎える前に精算しておくことが大切。
スーパーでも色々な種類が売られているデコレーションには意味があり、家庭によって飾りのチョイスは異なります。最近ではキャラクターが描かれたものがあり、子供がいる家庭では好んで選ばれます。
代表的なもの
・赤い紙で作られたランタン
・家族の健康や会社の繁栄を願った書道
・その年の干支や、龍、魚の切り絵
・「福」と書かれた書道
・みかんの植木鉢
・春の訪れを表す、赤やピンクの花(梅)